キリスト教礼拝音楽学会

学会・設立趣意書

 わが国のキリスト教礼拝音楽に関する研究は、個別の音楽学者、神学者、あるいは一部の教派、研究グループ等によって営まれてきたのだが、しかし、この分野における全国的規模での包括的な取り組み、即ち、組織的、超教派的、学際的な取り組みは少なかったように思える。とりわけ昨今の世界のキリスト教礼拝音楽研究の文脈に鑑みるならば、学際的な研究風土の育成という課題は、大変重要なものとなっている。
 そこで我々は、教会音楽、讃美歌学、礼拝学、を基調としつつも、音楽史学、音楽美学、民族音楽学等の音楽学諸科、また教会史、教義学、聖書学、宣教学、等の神学諸科の研究の方法論や成果をも視野に入れた、学際的な研究風土を目指すものである。
 また我々は、この学会がキリスト教礼拝音楽研究の全体的な進歩発展に寄与することを願い、包括的で開かれた学会となる事を目指している。情報の交換、研究史の共有、研究成果の内外への発表も含め、有機的に連携する相互研鑚の場となることを願う。
 この学会の主なコンセプトは,次の通りである。

  • 教会音楽、礼拝学、讃美歌学に関する、学際的研究グループ
  • 学術性−研究史の蓄積、概念・用語の整理、文献情報の共有・公開、方法論の研鑚
  • 国際性−諸外国の研究団体との交流、研究成果の諸外国への発表、等
  • 包括性−学際性、超教派性(特定の信仰・信条を前提としない)

 ここに広く関係各位のご理解とご賛同を得て、キリスト教礼拝音楽学会への積極的なご加入について、ご高配をお願いする次第である。

2001年1月
キリスト教礼拝音楽学会 設立発起人一同